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2007年04月06日

スコットニー・キャッスル・ガーデンを訪ねる Scotney Castle Garden

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スコットニー・キャッスル・ガーデンの古い城とお堀。水仙は終わりかけですがきれいです。子供がいっぱいでにぎやか。

5月にスケッチ旅行グループのガイドを頼まれました。それで、スコットニー・キャッスル・ガーデンという庭園の下見に行こうと、昨日からインターネットや地図を見たのですが、どうもバスが近くまで行ってないようだし、(実はあった)ワドハーストという町からなら距離的には自転車でも行けそうだと思い決行。

良いお天気でサイクリング日和。うきうき家から駅まで自転車乗って、電車に持ち込んで乗り込み、1時間半くらいでワドハーストの一駅前のほうが近そうだったので下車。

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ベイハム・アビー Bayham Abbey 父親と子供がかくれんぼをし、母親は読書をしている家族がいました。

下り坂多く、らくちんサイクリングで行きますと「修道院廃墟あり」のサインあり。犬も歩けば棒に当たる!「行って見なきゃ」と、好奇心満々で細い道を行くとありました。切符売りの所で「これはいつ破壊されたのですか?」と聞くと「1500年代です。」「じゃやっぱり、ヘンリー8世?」「イエス」という訳で、イギリスの宗派が、カソリックから英国国教会というプロテスタントに変わった時に破壊されたもよう。この修道院の名前はベイハム・アビーといい、古い部分13世紀で、昔は修道士が沢山いた立派なものだったようです。おもしろいのは敷地内に18世紀の立派な家があり、これを建てた人は、この廃墟を庭の一部と見立てて、客間の窓からも見えるようにしてあり、当時の視点をちょっと垣間見た気がしました。

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スコットニー・キャッスル・ガーデン。 丘の上から城を見る。

寄り道も楽しいけど、お目当ての庭園に行かなくちゃ。
さて、お庭拝見ですが、敷地が770エーカーという広さで、これ全体を庭園としてデザインしてるのですからすごい。こちらも少々朽ちた14世紀の城とお堀をポイントとして丘の斜面にも、色々な花木を植え、芝生も多く沢山の人がピクニックをたのしんでいる。四季美しいように作ってあります。今の季節は、端境期で、水仙、桜、木蓮など終わりかけ。れんぎょうはきれいでしたが、あまり開いている花はないのです。でも、木には若葉にふくらんだ芽がつき、チューリップ等も今にも開花しそうだし、どの植物もいきいきと出番を待ってる雰囲気が感じられます。イースターなので、子供が卵のかわりの何か探す遊びをしているので、ちょろちょろ動き回り、春の気分満点でした。来月から秋までは美しいでしょうね。

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私の相棒のブリジストンの折りたたみ自転車。これを持ってパリも乗り回した。兄からのプレゼントで、姪がしょってロンドンまで持ってきてくれた。ふたりに感謝してます。

帰りはワドハースト駅にしました。実は行きが下り坂で楽だったので、帰りを想像すると怖い!もしかしたら、こちらが楽かも?という甘い期待を持って選んだのですが、多分良い選択だったと思います。でも、少々坂ではありましたが。今日は合計10マイルのサイクリングでした。16kmです。帰りの電車は勿論昼寝。

2007年06月21日

ウイズリー・ガーデン Wisley Garden

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ばらが正に咲き乱れている。美しい!!(もう枯れかけてるのが、いっぱいあるが、それが又、わびさびの情緒を出し、これも私は気に入りました。きれいなだけじゃ味がない・・・)

3日前にウイズリー・ガーデンに仕事で行ってきました。雨が降るとの予想だったのですが、湿っぽい空気ながら、風が強い日でした。さて、このウイズリー・ガーデンという所は、1903年60エーカーから始まり、現在はその4倍もの敷地の広大な庭園で、王立園芸協会の研究所、学校も兼ね、又一般の人びとの園芸への関心を高めたり、色々な疑問に対する答えを与えるなど、単に美しいだけの庭園ではない点が興味深いし、モデルを見て実際に来訪者が学べる点がユニークです。

そういう訳で、花あり、野菜あり、果樹、モデル・ガーデン(庭のデザイン例)あり、森や、薬草、その他、園芸に関するものは何でもござれ!のガーデンです。その内のいくつかをご紹介。

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先週オープンしたばかりの王立園芸協会創立200年記念の温室。乾燥した空気の部屋、湿度の高い部屋、熱帯部屋(お客さんは日本の夏みたいねえと仰っていたが・・)に、「根」を解明する展示室もあり、ここはゆっくり読みながら歩くとおもしろそう。温室のデザインが、エレガントですてきですね。周囲も含めてテニス・コート10倍の開発が進行中で、ますますこの庭園は美しくなりそうです。

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温室にあったこの花は咲いた時からコサージュになってしまったみたいに、花が組み合わさったみたいな、不思議な熱帯の花。Tacca Chantrieri という名前らしいが、舌をかみそう。

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高山植物のグラス・ハウスで休んでいる猫。植物ばかりでなく動物もいる?

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このように果物の木も沢山ある。レッド・カラントは透けた赤がとてもきれいですが、すっぱそー!

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80人もの職員に、学生にボランテイア・・・と多くの人が働いているが、ここでは、開花後のばらの花を摘んでいます。これは大変そうですが、彼らにとっては何でも楽しいらしいですね。

詳細はwww.rhs.org.uk
どの季節にも楽しめるように工夫していますので、庭仕事がお好きな方は是非訪ねてみてください。アイデア満載ですから。

2007年08月14日

8月4日 ウイズリー・ガーデン Wisley Garden on 4th August

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もう十日も過ぎてしまいましたが、絶好のお天気の日に、ウイズリー・ガーデンでの仕事が入り、うきうきと自転車を担いで行ってきました。8月のガーデンをご覧ください。まずは、私の大好きな睡蓮です。80種類もあり、むこうの研究所のイギリスらしい建物と相まってとてもきれいでした。金魚にもご注目!

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うわ、こりゃ何の花? 実はレタスの花壇 (と言うか野菜壇というのか?)で、食べれる花壇だそう。おもしろいですね。

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これは、ミックスド・ボーダーと呼ばれる色々な花で出来ている壁。128mの遊歩道の両側がこのように色とりどりの花で、目にも鮮やかで、見ているだけで幸せな気持ちになります。

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これは、ラベンダーです。この一画は「嗅覚の庭」で、良い匂いに満ちている場所。指でちょっと触ると、更に匂いたち、庭は感覚に訴えるものなのだ・・・と再認識しました。

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最後は、これも私の好きなアガパンサス。薄紫色で、きりっとしつつ、おしとやかな雰囲気が、とても英国らしい気品ある花だと思います。

8月は秋に一歩を踏み入れる月ですが、まだまだ、とても華やかでした。

2008年04月25日

ボタニカル・アート大盛況の4月  Botanical Arts

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4月19日、キュー・ガーデンKew Gardenに世界初のボタニカル・アート専門のギャラリー「シャーリー・シャーウッド・ギャラリー」Shirley Sherwood Gallery、が出来たので早速見に行ってきました。退色を防ぐ為に薄暗くした室内に浮かび上がる花の絵が、別世界に行っているような良い気持ちにさせてくれました。700枚以上ものシャーウッドのと植物園のコレクションから選んで展示。中には日本人の絵もあり、「あけび」が懐かしい。マリアン・ノースMarian Northという19世紀の女流画家の世界中の植物画を集めたギャラリーがあり、隣接している。

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これは、マリアン・ノース・ギャラリー。ここは写真撮影OKです。百年以上前のびっしり飾った壁がすてき。


ボタニカル・アートというのは精密な植物画で、最初は薬草を見分ける為に描いた。特に薬用なので、間違えるのを防ぐ為に詳細に描く必要性が高まり、又17世紀には植物に対する興味が高まり、分類の為にも重要であった。18世紀には印刷技術も良くなり図鑑が出版されたり、1789年にはキュー・ガーデンから雑誌を発行したりしている。写真が発明されても、植物画の方が精密なので重要性は高く、現在も多くの愛好家がいて、特に女性に人気があります。

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こういう葉脈だけのようなものとか、トゲだけを描いたものとか、興味深い。

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この旗を見つけた時は嬉しかった!

そして、月曜日にウエストミンスター寺院界隈をぶらぶらしていますと、目に入ったのが、優秀な画家の集団、ボタニカル・アート協会(The Society of Botanical Artists) の年次展覧会の旗。会場のメソジスト・ホール(Central Hall Westminster)に早速入ってみますと、花畑に入ったように明るく、美しく、とても楽しい展覧会でした。実演もしていて、ごつい感じの男性が繊細な葉を描いていました。こんなに繊細な絵を描くのには、大変な観察力、集中力に熟練した技術が必要だろうと思い感心しました。

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あれあれ、又ボタニカル・アート展ですよ。クイーンズ・ギャラリーのポスター。

又、仕事の後、バスの停留所に行く為にバッキンガム宮殿の傍を歩いていたら、クイーンズ・ギャラリーという王室コレクションの展示をしている美術館に「驚くべき珍品展」Amazing Rare Things という題の特別展のポスターがありそれもボタニック・アートだったので、引き込まれて見てきました。この展示は植物ばかりではなく、自然科学的で、魚、虫、動物も含んだものでしたが、ダヴィンチをはじめとする人びとの新しい自然界の発見に対するパッションが感じられる興味深いものでした。新種の花を見た時の気持ちを共有している気分です。

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この絵は1600年代のもの。日本の琳派の絵をおもいだしたりして・・・


そういう訳で1週間の間に3つも、しかも最高級のボタニカル・アート展を集中して見ることができました。シャーリー・シャーウッド・ギャラリーは常設で、ボタニカル・アート協会の来年の予定は4月24日から5月3日迄です。クイーンズ・ギャラリーの展示は今年9月28日迄です。本物の花もきれいですが、紙の上の花も美しいですよ!

2008年04月28日

紫色の絨毯       Bluebells at Winkworth Arboretum and Devil's Punch Bowl

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昨日は日曜日だったので、それらしく(ガイドの仕事は日曜日は関係ないものですから)遊びに行こう!と、朝早く起きて登山靴を車に積み込み、ロンドン南西に向かい、イギリスの春の象徴、ブルーベルを見に行きました。

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ブルーベルは、水仙の種類で、小さくて鈴蘭を少し大ぶりにして紫色に染めたような花で、春になると特に樹木の下に一面に咲き、まるで紫のカーペットのようになります。これが有名なウインクワース樹木公園Winkworth Arboretum では小雨で、ますます色鮮やかに私達を迎えてくれました。ブルーベルは雑草ですが、とても大事にされていて、自然保護法により、土地を売るときに球根を抜くことや、種や球根の売買も禁じられています。こんなに厳重に守っているのは、最近ではスペインからの新種が入ってきて、元々のものを駆逐しはじめているという事態が原因らしい。

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ふわーっと緑の上に紫のうすいベールがかかって、とてもきれい

この樹木公園はナショナル・トラスト保有だが、春はこぶしや桜、これからはシャクヤク、つつじ等、秋は日本のもみじ等が起伏が多く、湖もある、美しい風景庭園を構成しています。

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すり鉢のような悪魔の谷?

さて、実はブルーベルを見る前にちょっくら歩こう・・・ということで、デヴィルズ・パンチ・ボールDevil's Punch Bowl という谷に寄りました。ぼっこりと丼のように大きな谷が道の下にあり、ぐるっと回れば4.8km位ですが、私達は「雨があまりにも強くて」(本当はしんどいから)という理由をつけて短距離にて済ませましたが、ここはまったく自然のままの森で、雨も泥道も自然の一部となって楽しみました。

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上を見上げるとこんな枝が張った大木が・・・

それにしても「悪魔のパンチ・ボール」という名前はすごいですね。伝説によると悪魔が神様を侮辱するために土団子を投げつけたのだが、その土を取ったあとがこんな巨大な穴になったそうだ。しかし、実際は粘土層の上に砂岩という地盤だが、地下水が砂岩層を破壊して侵食してできたのではないかと言われています。
日曜の夜らしく遊び疲れてぐっすり眠りました。

2008年08月20日

英国式風景庭園ボドナント・ガーデン Bodnant Garden, Conwy WALES

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池に映る家には、今も持ち主が住んでいます。

まだリバプールの旅の続きです。このボドナント・ガーデンは、北ウエールズにある32hrという広大な庭園で、イングランドではなく、ウエールズにあるのですが、典型的な英国庭園だと思いご紹介いたします。

始まりは1821年生まれの富農の生まれですが、発明の才があるヘンリー・デービス・ポチンという人が、石鹸の成分から茶色成分を取り除き白い石鹸を作る発明、その他の発明から大金を得て、今の庭園の土地と家を買い、小川を生かし、坂を生かした庭園の構想を作り、子孫が更に造園を進め、家をチューダー朝風にし、沢山の木々を植え、四季それぞれ楽しめる花でいっぱいにした庭園です。

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この写真はカタログからで初夏の人工滝の様子です。

なぜ典型的英国庭園かというと、このイギリスという国は平べったくて、日本のように自然に滝や、美しい山や湖などがありません。そういう訳で、庭園にそれらの風景を作って、ドラマチックな自然を楽しもうとしているのですが、このボドナント・ガーデンは、イングランドよりも山が多いウエールズの丘陵を生かし、丘の中腹に山からの水を集めて大きな池を作り、そこから溢れる水を滝にし、小川を美しくカーブを描いて流し、歩いて楽しいし、上から見ると花、花、花…と豪華なのです。

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私たちが訪ねた時は「あじさい」が沢山咲いていました。白い珍しい種類が気に入りましたが、夢中になりすぎて、写真を取るのを忘れてしまいました。広い庭園を歩いていますと、ドラマチックな風景を夢見て作った、その気持ちがひしひしと伝わり、作者の意図を読む楽しみをかみしめて、すっかり良い気分でした。

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池には睡蓮が静かに浮かんでいました。

Bodnant Garden
www.bodnant-garden.co.uk

2008年09月10日

今年の庭園は野草が流行  Wild Flowers in English Gardens

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キュー・ガーデンにて (7月)

9月に入ってロンドンはすっかり秋になり、マロニエの葉は茶色になりました。これが落ちて、歩くとかさかさ音がするのも、もうじきでしょう。
さて、今年もあちこちの庭園を訪れましたが、気がついたのは「野草」が多用されていることでした。上の写真は、キュー・ガーデンの最も目立つ大きな温室の前の花壇なのですが、白と紫、黄色が基調のとても地味なもので、野草がそれに野性的な魅力を加えていました。温室は巨大で装飾が多いので、バランスから言うと、もう少し派手目の方が合うような気がしましたが、この温室を背にして、池と対岸のレンガの建物を見ると、ほっとするような優しい花壇で、エコロジー・ブームの今日の嗜好に合っていると思いました。

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ウインザー城、ジュビリー・ガーデン (8月)

お城の庭も、「すすき」その他の野草が植えられていました。花屋でも野草の種、苗が売っていて、最初見た時は「わざわざ買って雑草を植えるの?」と、私はびっくりしたものです。我が家の庭は全然植える必要のないほど雑草がいっぱいなものですから。もともとカッテージ・ガーデンというのは田舎の雰囲気を表すもので、あまり整然と植えないのですが、最近はその考えを更に広げて「野原」を庭に入れているのでしょう。

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コッツウオルドの街、ボートン・オン・ザ・ウオーターにて (9月)

昔、日本国中に繁殖しすぎて嫌われていた「せいたか・あわだちそう」も、植えられている民家。手前のも野草のようです。もう庭で花を見る機会も少なくなる時期ですので、今日は慌てて今年のはやりをお伝えしました。

2008年11月21日

キュー・ガーデンの秋 Autumn Colours in Kew Garden

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これは大きなセコイアの巨木です。年輪がとても力強くて、見てる自分も力を頂いているような感じでした。


随分長い間ブログを休んでしまいました。

さて、ロンドンの紅葉は、10月から11月にかけて、木の葉の色が緑から黄、それから茶色へと変化し、今頃は地面をすっかり覆い隠す程に落葉します。日本に比べて、赤くなる木が少なく、色目は地味ですが、それが、最も多い曇り空の下のイギリスには合ってるように思えます。

ロンドンの秋は私の好きな季節です。秋のしっとりとした雰囲気を、空のグレー、木々の黄から茶のグラデーション、建物の石の色、レンガの色、そして黒っぽいコートの人々は足早に歩き、冷たい空気が緊張感をこの大都会にもたらせます。それらを引き立たせるのには、二階建てバスの赤でしょうか。

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キュー・ガーデンの地図で、上の南北に流れる川はテームズ川で、紅葉散策は地図上「青い部分」です。

今日はロンドン郊外のキュー・ガーデンの紅葉を見て頂きたいと思います。(3週間ほど前の写真) この植物園はとても大きくて121ヘクタール、花壇、温室、森に、植物研究所から美術館、宮殿・・・とありますので、テーマを決めて行かないと1日かかりの植物園ですが、どの部門も充実しています。夫が「秋色を見にキューへ行こう!」と言い出し、昼頃でかけました。

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このあたりは世界中の木を植えてあるので、ロンドン市内よりも赤くなる木々も多く、これを夫は見たかったらしい。雨の後で地面は濡れていましたが、色鮮やかできれいでした。自転車で回っているのは植物園で働いている人達で、特に刻一刻と速まる日没に合わせて閉園時間を変えるのですが、時間を忘れたり、出口をみつけられない入園者を出口へと導く為にも、広い園内では自転車は必須だそうです。


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この森の部分には人工湖があり、ガチョウが沢山います。水面に映る木々も又いいものです。自転車で連れて行ってもらう程ではありませんでしたが、閉園ぎりぎりで暗くなってきてから出ましたが、キュー・ガーデンへ行ったら必ず寄るのがすぐ近くにあるテイー・ハウスで「メイド・オブ・オナー」 Maids of Honorです。ビクトリア朝風のインテリアに、ウエイトレスも古風なエプロン姿でサービスされ、お茶も最近多いテイー・バッグではなくて、ちゃんと出してくれますが、何といってもお目当ては、ここだけの名物のお菓子「メード・オブ・オナー」でヘンリー8世が愛でた・・・という由来の、秘密のレシピで出来たパイ生地のシンプルなもので、素朴なおいしさです。私たちは暗い道でこの店の灯りを見つけ、お茶と2個ずケーキを食べ、幸せ気分で帰宅しました。

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1890年代の「メード・オブ・オナー」の写真。今もこの雰囲気が残っています。288 Kew Road です。

冬はボタニカル・アートの展示しているギャラリーや温室も沢山ありますので、ロンドンの街の喧噪に疲れたら、是非キューガーデンを訪れてください。帰りにはお茶もお忘れなく!

www.kew.org

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