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ヘンリー八世とロンドン塔 (ロンドン塔3) Henry Ⅷ and Tower

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芝生の中の円盤状の記念碑がある所で7人が打ち首となっている処刑場「タワー・グリーン」Tower Greenその内の4人の処刑はヘンリー八世による。彼らはこの芝生の後ろの教会に埋葬されている。

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ヘンリー八世 (在位1509~1547) ハンス・ホルバイン画。この足を広げて立つポーズはあまりにも有名。

へンリー八世は、「威風堂々」という語を体現するような絶対王政の見本のような王で、イギリス王朝の歴史上最も良く知られた王でしょう。彼は18歳の時、兄が死亡したので王位に就きます。妃は兄の未亡人で8歳年上のキャサリン妃です。生まれた子供達は女の子ひとりを除いて皆死んでしまい、だんだんと年老いてくる妃に、男子出産を望めなく、心惹かれるフランス仕込みの魅力的なアン・ブーリンとの結婚を望み、離婚許可を、カソリックの最高位であるローマ教皇からもらおうとしましたが拒否されたので、許しなく離婚し、王権の下に教会が位置する「英国教会」を作り、カソリックから破門されました。
その後、修道院を廃止して土地や財産を没収したり、改宗しない人々を処刑して、この時に得た莫大な財源で王は大金持ちになり、強力な力を持ちました。

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さて、アン・ブーリンとの結婚のために宗教改革までしたのに、生まれてきたのは女の子でした。彼は又再婚を考えます。最初の妃との離婚の理由は「兄嫁と結婚していたのは近親結婚であり元々違法」であったが、今度はこれといった理由もないので、アンの実の兄との姦通罪をでっちあげ、ロンドン塔で処刑されました。兄はロンドン塔外のタワー・ヒルで処刑されています。

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クイーンズ・ハウスと呼ばれる木組みの温かみのある建物。これは王がアン・ブーリンの為に建ててあげた愛情あるものですが、アンはここに住んだのは処刑を待つ間でした。この前の広場では、今も彼女の首なしの幽霊が両手で生首を持ちながら彷徨っているということです。今、この建物には塔の最高責任者の住居として使われていますが、ここに最後に収監されたのは、1941年でナチスの副総督ルドルフ・ヘスで4日間拘禁されています。


彼女は、処刑される前に「心やさしい王と王国に栄光あれ」と祈って、ふつうは斧で処刑されるのを、刀で・・・と王に願いますと、この願いを王は聞いてあげて、フランスから名人を呼んで処刑したそうです。ですから下の版画は想像図です。タワー・グリーンでの処刑は、部外者以外は見れませんので、名誉ある処刑だったそうです。普通は見せしめとして、衆目の下で行われたのです。

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アン・ブーリンの処刑の記念版。

ヘンリー八世は、アンの処刑10日後に、ジェーン・シーモアと結婚しました。彼女は王子を出産しましたが、産後の肥立ち悪く死んでしまいます。このジェーンは愛していたらしく、墓も王と彼女は仲良く一緒です。その次のドイツからの妃(クリーブ家のアン)は肖像画で選んだので気に入らず、「王の妹」という地位を与えて別れて、次に選んだのが、若くて奔放なキャサリン・ハワードです。でも彼女は、すぐに30歳も年の違う王を疎ましく思い、愛人をつくったのが発覚して、タワー・グリーンで処刑されました。

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キャサリン・ハワード Catherine Howard
彼女はハンプトン・コート宮殿からロンドンへの護送の途中、チャペルで祈祷中の王に助命を頼もうと駆け込もうとしましたが、廊下で捕まり泣き叫びながらロンドン塔へ連れてゆかれました。まだ二十歳をちょっと過ぎた位の若さだったでしょう。彼女が捕まったハンプトン・コート宮殿の廊下では今も時々叫び声が聞こえるそうで、「幽霊のいる廊下」と呼ばれています。

王は落馬後、6番目の妃キャサリン・パーの介護の中亡くなりました。彼の死後3番目の妃ジェーン・シーモアの生んだ王子エドワードが10歳で王位につきましたが、結核で6年後に死んでしまいました。この王位のために、たくさんの人々が命を落としているのに、結果的にはその後、娘2人が女王となります。

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2010年01月10日 15:28に投稿されたエントリーのページです。

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