
エデインバラ城と前の広場
旅の最終日は、スコットランドの首都エデインバラです。空港に到着してから2晩を除いてずっと滞在していながら他の場所に忙しく、お城を横目で見つつ、待っていた観光開始。
まずはエデインバラ城から。入口には、13世紀にイギリス軍を追いだした英雄である、ロバート・ブルースとウイリアム・ウヲレス(映画「ブレーブ・ハート」の主人公)の像が両端に立ち、上には「やられたら、やりかえすぞ」という意味のラテン語が書いてあり、大砲が上から見下ろし、スコットランドの誇りと守備であるのを感じます。
内部には、昔スコットランドが独立国だった時代の王冠などの展示、チャペルや監獄、慰霊堂など見どころ多く、ジェームス6世という王が生まれた部屋も見ました。この王は、イングランドのエリザベス1世女王が子供がいなかったので、彼の祖母が女王の叔母にあたる人なので、1603年女王の死後、イングランドとスコットランド両方の王になりました。彼はロンドンに定住し、死ぬまでにスコットランドへ戻ったのは、たったの1回!そして1707年には戦争もせずに、終にグレート・ブリテンに併合されてしまう端緒となった部屋なのでした。
このエデインバラ城から、まっすぐ約1.6キロの道が坂を下りて行くような感じで、ホーリー・ルード宮殿まで続き「ロイヤル・マイル」と呼ばれます。道の両側は、びっしりと何階あるか分からない、昔の石の建物が壁のように迫っており、曇天と相まって、この街らしい重たい空気を感じさせます。次々と歴史的なものが目に入ってきて、楽しい店も多いものですから、朝早くから出ているのに、ホーリー・ルード宮殿につくころは、すっかり暗くなっていました。

セント・ジャイルス教会とアダム・スミスの像
昔は「ロイヤル・マイル」に金持ちも貧乏人も、市民は殆ど住んでいて、ものすごく人口過密、不潔で危険だったそうで、金持ちは18世紀に新市街を作って移住していったそうで、そちらはエレガントな新古典主義の建物と緑の豊富な場所で、この旧市街と全く異なり、エデインバラを分断しています。
途中で、「国富論」で有名なアダム・スミスの墓参りに「キャノンゲート・チャーチ」に寄りました。ここの案内人は、彼は日本人に人気あるねと言ってましたが、上の彫像には昨今の不景気の怒りを彼にぶちまけたのか、「キャピタリスト」と落書きがありました。ほんと自由競争はきびしいね・・・と、私たちも、楽しい旅から現実に戻ってしまいましたが。

新市街と旧市街の間は昔は湖だった。そこを干拓して駅を建て、公園を作るというスコットランド的合理性で有効利用されています。その辺りで、冬の夜を楽しくと、こんなフェアーが行われていました。先生のお嬢さんは、この観覧車に乗りたがり、先生も私もいやなので、彼女が諦めてくれててほっとしました。
ホーリールード宮殿は、現在もエリザベス女王が夏に1週間滞在なさる所で、ここも3人で楽しく見学し、その後はいつこさん宅に、デイナーのご招待でした。とてもチャーミングなフラットで、手作りのおいしい夕食とワイン、そして先生との会話で、楽しくスコットランド最後の夜を過ごしたのです。
もう40年も前の出来の悪い生徒につきあって下さる先生に感謝しつつ、旅日記を終了します。
