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スコットランドの旅 (その4 グラスゴー、特にマッキントッシュについて。) Trip to Scotland (4, Glasgow. about Charles Rennie Mackintosh )

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マッキントッシュの布のデザイン「菊」 1915-23


エデインバラからグラスゴーへは、電車で1時間もかからないが、到着すると街の雰囲気が全く違うのに気がつきます。ここは産業と経済のスコットランド一の大都会です。昔からの立派な町なのですが、急成長で発展したのは、1707年にイギリス(Great Britain)に併合されてからで、クライド川を使って、大西洋を挟んでの貿易港として、タバコや砂糖の輸入、又、ここでは造船、世界中の汽車の車両の25%生産をし、ここから輸出・・・等など、18,9世紀は大変ダイナミックな町として、ロンドンの次に大きな町として、知られていました。

しかし産業ばかりではなく、グラスゴーは美術館、博物館の多い街としても有名です。そこで、私たちが中心的に見て回った、グラスゴー出身の最も有名なデザイナー、チャールズ・レニー・マッキントッシュについて書きたいと思います。


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チャールズ・レニー・マッキントッシュ。愛称トシ。 1863-1928

彼は11人の子供の4人目に生まれ、16歳で設計家の弟子に。その後、グラスゴー・スクール・オブ・アーツの夜間部で学び、ここで知り合ったマーガレットとは、後に結婚し、彼の大切な協力者となっています。22歳の時に奨学金をもらって、イタリアへ勉強にも行き、個人住宅、自ら学んだアート・スクールの設計など、数々のデザインを手掛けました。そして、1900年のウイーンの分離派展では、クリムトに影響を与えるなど、本国では得られないほど称賛されたそうです。自分のオフィスをもち、サフォークに住んで植物のスケッチを大量にしてデザイン・ソースにしたり、後ロンドンにも住みます。


しかし、人々の好みも変化し経済的に困窮し、1923年には生活費の安い南フランスへ移住し、5年後には発病し、ロンドンで1928年に60歳で亡くなっています。

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食堂


さて、グラスゴー大学付属の「ハンタリアン・アート・ギャラリー」Huntarian Art Gallery では、マッキントッシュ夫婦が1906年から8年間住んでいた家をそっくり再現していて、私たちはまるで彼らの家を訪問しているように、内部を体験できます。上は食堂ですが、直線を生かしたデザインは日本的ですね。

彼のデザインの源泉は日本とモダニズムです。グラスゴーの造船をはじめ、ここの進んだ産業や科学技術を学ぶため、また海軍学生など、明治維新後たくさんの日本人が滞在していたそうで、彼らから随分と日本の文化、芸術がグラスゴーにも入ってきて、おおいに影響を受けたそうです。マッキントッシュは、日本美の本質である「空間、質感、陰影」を生かし、英国デザインが「装飾」に重点をおくのとは全く異なったアプローチをしました。木や金属、レリーフの素材などを入念に選び、家具やカーテンに至るまでの総合デザインです。又、アール・ヌーボーの時代でもあり、その影響も見えるし、スコットランド的な花弁からのアイデアの優雅なカーブも使われています。

彼のデザインした椅子は現在も制作されていますが、背当てが異常に高く、座りにくいので知れていますが、造形的に美しいですね。


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寝室


この寝室は、上を向いて寝たら目が回ってしまいそうな、すごいストライプだな・・・と思いますが、とても100年以上前のデザインとは思えないほど斬新です。ベッドの木の組み方やストライプの配分など、細かく計算されています。


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グラスゴー大学は1451年創立で、丘の上に立っています。このキャンパス内に「ハンタリアン・アート・ギャラリー」はあり、上のインテリアを見て楽しみましたが、グラスゴーの町中にあるマッキントッシュの設計した建物や、デザインした装飾品やスケッチを展示する博物館が沢山あるので、ぜひ再び訪れたいと思いました。

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2008年12月28日 07:31に投稿されたエントリーのページです。

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