
これは大きなセコイアの巨木です。年輪がとても力強くて、見てる自分も力を頂いているような感じでした。
随分長い間ブログを休んでしまいました。
さて、ロンドンの紅葉は、10月から11月にかけて、木の葉の色が緑から黄、それから茶色へと変化し、今頃は地面をすっかり覆い隠す程に落葉します。日本に比べて、赤くなる木が少なく、色目は地味ですが、それが、最も多い曇り空の下のイギリスには合ってるように思えます。
ロンドンの秋は私の好きな季節です。秋のしっとりとした雰囲気を、空のグレー、木々の黄から茶のグラデーション、建物の石の色、レンガの色、そして黒っぽいコートの人々は足早に歩き、冷たい空気が緊張感をこの大都会にもたらせます。それらを引き立たせるのには、二階建てバスの赤でしょうか。

キュー・ガーデンの地図で、上の南北に流れる川はテームズ川で、紅葉散策は地図上「青い部分」です。
今日はロンドン郊外のキュー・ガーデンの紅葉を見て頂きたいと思います。(3週間ほど前の写真) この植物園はとても大きくて121ヘクタール、花壇、温室、森に、植物研究所から美術館、宮殿・・・とありますので、テーマを決めて行かないと1日かかりの植物園ですが、どの部門も充実しています。夫が「秋色を見にキューへ行こう!」と言い出し、昼頃でかけました。

このあたりは世界中の木を植えてあるので、ロンドン市内よりも赤くなる木々も多く、これを夫は見たかったらしい。雨の後で地面は濡れていましたが、色鮮やかできれいでした。自転車で回っているのは植物園で働いている人達で、特に刻一刻と速まる日没に合わせて閉園時間を変えるのですが、時間を忘れたり、出口をみつけられない入園者を出口へと導く為にも、広い園内では自転車は必須だそうです。

この森の部分には人工湖があり、ガチョウが沢山います。水面に映る木々も又いいものです。自転車で連れて行ってもらう程ではありませんでしたが、閉園ぎりぎりで暗くなってきてから出ましたが、キュー・ガーデンへ行ったら必ず寄るのがすぐ近くにあるテイー・ハウスで「メイド・オブ・オナー」 Maids of Honorです。ビクトリア朝風のインテリアに、ウエイトレスも古風なエプロン姿でサービスされ、お茶も最近多いテイー・バッグではなくて、ちゃんと出してくれますが、何といってもお目当ては、ここだけの名物のお菓子「メード・オブ・オナー」でヘンリー8世が愛でた・・・という由来の、秘密のレシピで出来たパイ生地のシンプルなもので、素朴なおいしさです。私たちは暗い道でこの店の灯りを見つけ、お茶と2個ずケーキを食べ、幸せ気分で帰宅しました。

1890年代の「メード・オブ・オナー」の写真。今もこの雰囲気が残っています。288 Kew Road です。
冬はボタニカル・アートの展示しているギャラリーや温室も沢山ありますので、ロンドンの街の喧噪に疲れたら、是非キューガーデンを訪れてください。帰りにはお茶もお忘れなく!
www.kew.org
