
キュー・ガーデンにて (7月)
9月に入ってロンドンはすっかり秋になり、マロニエの葉は茶色になりました。これが落ちて、歩くとかさかさ音がするのも、もうじきでしょう。
さて、今年もあちこちの庭園を訪れましたが、気がついたのは「野草」が多用されていることでした。上の写真は、キュー・ガーデンの最も目立つ大きな温室の前の花壇なのですが、白と紫、黄色が基調のとても地味なもので、野草がそれに野性的な魅力を加えていました。温室は巨大で装飾が多いので、バランスから言うと、もう少し派手目の方が合うような気がしましたが、この温室を背にして、池と対岸のレンガの建物を見ると、ほっとするような優しい花壇で、エコロジー・ブームの今日の嗜好に合っていると思いました。

ウインザー城、ジュビリー・ガーデン (8月)
お城の庭も、「すすき」その他の野草が植えられていました。花屋でも野草の種、苗が売っていて、最初見た時は「わざわざ買って雑草を植えるの?」と、私はびっくりしたものです。我が家の庭は全然植える必要のないほど雑草がいっぱいなものですから。もともとカッテージ・ガーデンというのは田舎の雰囲気を表すもので、あまり整然と植えないのですが、最近はその考えを更に広げて「野原」を庭に入れているのでしょう。

コッツウオルドの街、ボートン・オン・ザ・ウオーターにて (9月)
昔、日本国中に繁殖しすぎて嫌われていた「せいたか・あわだちそう」も、植えられている民家。手前のも野草のようです。もう庭で花を見る機会も少なくなる時期ですので、今日は慌てて今年のはやりをお伝えしました。
