
きのう、ダイアナ妃の住居であったケンジントン宮殿に行って命日前日の様子を見に行ってきました。沢山の報道陣が今日のために準備をしたり、妃を慕う人びとが来ていました。これは、ダイアナ妃を「心の女王」と書いている、手作りの賞賛のカード。
1997年8月31日深夜、ダイアナ妃は、恋人のドデイ・ファイヤッドと共に、パリのセーヌ川近くのトンネルをバイクで追っかけるカメラマン達を避けるため、暴走して、事故となり亡くなりました。まだ36歳でした。
その朝はテレビで事故の模様をリピートして放送しており、びっくりしたのが昨日のようです。ダイアナさんは、正直な方で、器用におりこうさんぶったりせず、又恥ずかしがりやで、愛されていました。この時も、イギリス中の人びとが、悲しみに包まれて、いつもは王室拒否の人たちまで、「かわいそうなプリンセス」について話をしたものです。妃の住居であったケンジントン宮殿前は花で埋め尽くされ、セント・ジェームス宮殿は、追悼の言葉を書く人びとが長い列をつくったのです。

十年前のケンジントン宮殿の前
今これを書きながらテレビで、ガード・チャペルでの慰霊祭を見ています。比較的こじんまりとした衛兵達の為の教会で、5百人位という、お葬式に比べると、親身な感じの礼拝です。この教会は衛兵が戦死した時にお葬式したりするような所で「人びとの心の女王」らしいと思います。ふたりの王子は、当時12歳と15歳の少年でしたが、今は立派な大人になり、この礼拝も企画しました。女王はじめ王室の方々、3代の首相、ダイアナ妃は120以上のチャリテイを援助していたそうですが、この関係者や、17人のダイアナさんが名ずけ親になってあげた人びと、エルトン・ジョンやブライアン・アダムスなど歌手の友達、恋人のドデイの妹などの顔が見られますが、カミーラ夫人は王子達が招待したのですが、参加していません。ダイアナ妃の好きだった賛美歌や、クラッシク音楽などがずっと流れ、王子達がスピーチや祈りの言葉などを捧げるなど、母に対する愛情に溢れていました。特にハリー王子の言葉は自分達は母を失った子供達で、悲しい思いをしたが、それを全ての可愛そうな同じ体験をした子供にも同情を表すなど、感動的でした。母を失う悲しみは王族でも普通の人でも同じでしょう。王子達の顔を見て、彼らの悲しみが垣間見られました。

ハリー王子のスピーチ。いつも暴れん坊のニュースが多いのだが、きょうも率直で心からの言葉を母に送っていました。
離婚して王室から出たダイアナ妃に、このような慰霊祭を行い、生前のよきことを思い出し、御霊に礼を尽くすのは美しいことだと思います。
