
今日は朝からずっと雨が降り、肌寒い。とにかく最近ずっとこうなのです。
ウエールズから遊びに来ていた友人は、暗いロンドンから早く脱出して、午後はカーデイフに戻って晴天の下、クリケット観戦を楽しむ・・・と朝食後早々に駅に向かっていきましたが、いつもはロンドンが晴れていても雨ばっかりのようなウェールズの方が良い天気なんてヘンな感じですが、北海道が沖縄より暑いなんてニュースを聞くと、ここだけの事でもないらしいですね。
上の写真は我が家の裏から見た隣家の庭の木ですが、雨が降ってる最中です。赤い実がいっぱいついた「ななかまど」。その後ろには、りんごが色付いてます。この写真の木はまだまだ青々としていますが、木の葉の緑がだんだん濃くなって頂点に達し、次に黄色がかってゆく時、これがどうも昔からイギリス人は絵画に描くのが好きなようだなと感じます。昨日車から両側に見えてくる木々を見て「あ、コンスタブルの色だ!」と強く感じました。

お次は我が家の玄関の方に出て撮った写真。昨日の雨がやんでる時のものですが、この木々は日向なので、もうすでに少し黄色がかっているのが分かるでしょうか。イギリスの木々は、カラフルな紅葉はせず、黄色から茶色への微妙なグラデーションで、とてもシックです。

John Constable "The Hay-Wain" 1821 ナショナル・ギャラリー所蔵
どうでしょうか?このコンスタブルの「干草車」の木々の色は、まさに秋になろうという時期の濃い緑と黄色がかった感じではありませんか。

Thomas Gainsborough "Wooded Landscape with Peasant" 1747 テート・ブリテン所蔵
コンスタブルより80年前に描かれたゲーンズボローの風景画。面白いことに、上の2枚の絵は同じサフォーク県で描かれている。重い空の色、木々の向こうの麦畑に教会の塔も見えて、とても英国らしい。この絵の葉の色も共通のものがあるように思えます。
これから、日々、木の葉が変化してゆくのを楽しみます。レンガの建物の茶色、グレーの空、人びともあまり派手な色の服を着ないので、すべてが落ち着いた色合いになります。春夏の花がいっぱいの美しさとは別の魅力ある秋のイギリスも良いですよ。
