そなえよつねに
これは、スカウトのモットーで、「いつなん時、いかなる場所で、いかなる事が起こった場合でも善処が出きるように、常に準備を怠ることなかれ」という意味です。その最たるものは、スカウト運動創始者のバーデン・パウエルの遺書ではないかと思います。彼はケニアに引退し、亡くなる3年前、81歳で世界中のスカウト達への最後メッセージを書き残しました。私の拙い訳をお許しください。
親愛なるスカウト諸君へ
もし「ピーター・パン」の劇を見ていたなら、海賊のキャプテンがいつも死に際の言葉を考えているのを思い出すだろう?なぜなら彼はその期に及んだら、きっと胸から出る言葉を吐く時間がないだろうと予想しているからなのだ。実は私も同じ境地だ。だから、今私が世を去る訳ではないけれど、今の内に君達にお別れの言葉をおくりたいと思う。
思い出してほしい。これが、最後に君達が聞く、私からの言葉だ。よく理解してほしい。
私は実に幸せな一生を送った。私は君達ひとりひとりも、同様に幸せに生きてほしいと思っている。
私は、神が私達を、楽しく幸せに暮らしてほしいと、この陽気な世界に置いて下さったのだと信じている。幸福とは、金持ちになったり、仕事で成功したり、道楽したりではない。もうすこし先を見てごらん、健康で強靭な自分になるよう少年時代に努力して、大人になって世の役に立つ人になるのが、本当の幸福なんだよ。
自然を学ぶと、いかにこの世が神が創りたもうた美と驚きに満ち溢れているかが分かるだろう。自分に与えられたもので満足し、それを最大限生かしなさい。物事の暗い部分をみるのではなく、明るい部分に目をむけなさい。
しかし、本当の幸福というのは、他の人を幸せにすることだ。君達が生きている今日よりも、少しでも良い世の中になるよう努め、自分が死ぬ時、この一生は無駄に過ごしたのではない、最善を尽くしたのだと、感じられるのが真の幸福である。幸せに生き、幸せに死ぬために、スカウトのいつもの約束の「そなえよつねに!」を、少年時代を過ぎても忘れないようにしなさい。そして、神は、君達がそうするのを助けてくださるだろう。
君達の友人
ロバート・バーデン・パウエル

コメント (2)
私が10代の頃はよくボーイスカウトを見かけましたが、最近はほとんど見かけないのはなぜでしょう?
ゆみちゃんには立派な叔父さんがいたんだね、テレビなんかでよく子供たちを預かっている施設を紹介しているけど、親御さんたちは偉いなって関心します。自分にあそこまで出来るだろうかって!愛情かな。自分の子供さえ殺してしまう世の中は何かが変だ、人間に生まれた以上人間らしく生きなきゃね。由美ちゃんも少し寂しくなったけど、たくさんの友達や仕事があって幸せだよね。これからも、ブログ楽しみにしています。
投稿者: toshio | 2007年07月31日 00:47
としちゃん
コメントありがとう。そうだね、愛情だとおもいます。バーデン・パウエルの遺書を読んでいて、人間に必要なのはこれなんだと思いました。としちゃんも、作品に愛情をいっぱい入れてね。暑いと思うけど、元気ですごしてね。
投稿者: yumiko | 2007年08月01日 09:49