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ボーイスカウトが生まれて100年 (その1) 100 years of Scouting Movement

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7月27日から10日間にわたり世界160カ国から4万人参加予定されている、ボーイスカウトの大祭典である「ジャンボリー」が、ウイリアム王子とケント公爵の開催宣言により、エセックス・パークランドで始まったとの記事が新聞などに一斉に発表されましたが、これもそのひとつ。特に今年は創始百年という事で大々的に行われます。「リンゴをかじりながらのテント設営に、チーフリングの交換。でも酒気は皆無。温厚に生まれついたテイーン・エージャー達」という見出しの「ガーデイアン」の記事。この開催地は普段はロック・コンサート等が多く催され、同じ10代の若者でも、酔っ払ったり、反社会的行動をする者が多いので、このような見出しになったのでしょうか。

さて、ボーイスカウトは、どのように生まれたかというと、イギリス人の軍人であったロバート・バーデン・パウエル Robert Baden-Powell(1857-1941)が、ボーア戦争最中、街が敵軍に200日の長期包囲され、その間少年達に、伝達や見張り等の仕事を与えると、彼らは、厳しい戦時下でも責任感をもって真面目に活動するのを見て、その後、街は解放され、彼は、暖かな交流と訓練により、将来を託すことのできる青少年を育成できると確信しました。「スカウト」というのは、軍隊用語で、彼らの任務であった「斥候」を意味します。

その時の体験を元に、「スカウテイング・フォー・ボーイズ」という本を書き(20世紀に於いて、聖書、コーラン、毛沢東語録の次、世界4番目のベスト・セラーです)、その後、ブラウンジー・アイランドで、上流階級と労働者階級の子供達の混成で、実験キャンプも行い、これが1907年なので、今年が百年記念という訳です。この本は大変な評判となり、読者たちが、自発的に組織をつくりはじめたのが、発祥とされています。実社会で先駆的な立場に立てるように、身体を実際に動かし、形にとらわれない戸外活動を通して心身ともに健全な青少年の育成と教育が目的です。宗教、人種に関係なく、世界的な広がりをしていて、日本には1908年にすで伝わり、1920年の第1回世界ジャンボリーに3名出席。その内には、北海道岩内から下田豊松という人が参加していて、郷里に近いので嬉しく思いました。

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この写真は、若い頃の十三夫叔父です。私の家族は、昭和26年に養護施設を始め、戦争孤児や、事情のある子供さんを預かっていました。私達の家もくっついていますので、一緒にすごした時間が多いのですが、この叔父は高校1年の時から職員となり、事務や子供達の世話をしたりしていました。村のことですから、よそ者で親のない子供達は、とても可愛そうだったのですが、叔父はボーイスカウトを彼らの為に始めました。
この春、叔父は56年間の多岐にわたる福祉への貢献を認められ、端宝双光章という勲章を授与され、その記念冊子に、少し書かれていましたので抜粋します。

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「昭和31年、生活指導の一環として養護施設では北海道内初めて、全国でも4番目のボーイスカウト活動を学園で採用した。その頃入所児、特に中学生は社会的に問題行動を有するものが多く、田舎の施設に多く入所してくる傾向にあった。この活動を通じ次代を担う少年たちに大きな夢を抱かせようと、アルバイトで新聞配達をして制服を揃えることから始まり、野営テントや工具を揃えて全道、全国、アジア大会へも参加した。このことを通じて少年達に、与えられる生活から自立することへの自信を与えることが出来た。」

ボーイスカウト百年記念と受勲が同じ年というのも、何だか嬉しい気持ちです。このスカウト達は、毎晩、拍子木を打って「火の用心、マッチ1本火事の元!」と、スカウトの活動のひとつである”日々の善行”で、雪の夜でも、施設内の建物の周りを歩いて、火事警戒をよびかけてくれていました。今でも、彼らの立派な制服姿や、キャンプ中の少年達の姿が目に浮かび、くるくる細く巻いたチーフを首にしている少年を見ると、懐かしい気持ちになります。

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25日に見た、大英博物館を見学後、疲れているスカウト達。ジャンボリーでは、元気一杯だっただろう。

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コメント (2)

ボーイスカウトはものすごく懐かしかったです。子供の頃は本当に身近にあった活動だったからね。私も十三ちゃん先生や当時の先生達の姿が目に浮かびましたよ。ジャンボリーの時の炎に興奮したことまでも思い出しちゃった。文章(翻訳)も素晴らしかったですよ。

本当になつかしいでしょう?彼らが制服を身につけると、しょぼくれた顔が一気に誇り溢れた表情に変わったのを思い出すよね。十三ちゃん先生は、静かな人で、黙々と新しいことを試した人だね。きっと今も何やらアイデアが頭に出てきていると思うよ。キャンプの火はサッチの言葉で、私も思い出しました。恐い炎が、素晴らしいものに見えたものです。確かに興奮したよね、見てて。百年記念で世界中のボーイスカウトがロンドンに集まってるので、街でも良く見るのですが、何だか知らない彼らなのに親しみを感じています。

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2007年07月29日 09:15に投稿されたエントリーのページです。

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