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タイルが張られた美しい部屋。レイトン・ハウスにて。 Leighton House

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ケンジントン・ハイ・ストリートを外れた閑静な住宅街にフレデリック・レイトンという画家の家が、博物館となっていて一般公開されています。

彼は1830年生まれで、父は医者でお金持ち。小さい頃から海外の生活多く、絵画もベルリンで習い、その後フィレンツエやフランクフルト、ブリュッセルやパリにも住み、教養と語学力に優れ、25歳の時、始めてロイヤル・アカデミーに出品した作品がヴィクトリア女王が買ったのを始めとして、49歳でロイヤル・アカデミーの会長、騎士叙勲。69歳で亡くなる1年前には画家としては始めての新年の名誉ある人々に選ばれ、男爵位を授けられたという、成功した画家です。

レイトンは、この家を建てる前に、ドラクロアのアトリエを訪ねており、自分の家も、きちんとしたアトリエと、エンターテイメントやアーテイストとの交流に適するものにしようと考えたらしいです。35歳の時に建てはじめ、完成しても幾度となく改造、増築を行っています。でも、寝室は自分用の狭いベッドがあるだけという家で死後、売れませんでした。

さて、沢山ある部屋の中でも私が特に気にいっているのは、「アラブ・ホール」と呼ばれる、びっしりタイルを張りめぐらした部屋で、アラブの国を旅して、すっかり気に入ったシシリーのパレルモにある12世紀の宮殿がアイデアの源泉になっているそうです。このタイルは、ダマスカスの廃墟などから持ってこられた16世紀ころのものや、インダス川沿いのイスラム教の墓などからも来た千枚ほどの古いタイルに、ウイリアム・デ・モーガンという陶芸家が、上手に補足して完成させたものです。

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真ん中で静かに噴水が水を動かすだけの、この部屋の窓の傍のカウチで寝そべって、たった一人で本を読んだらどんなに幸せでしょう。読んでる内に眠くなって夢はアラビアン・ナイトみたいにきれいな色がついていそうです。訪ねる度に叶わぬ夢を見てしまいます。


レイトン・ハウス・ミュージアム Leyton House Museum(今回の写真はガイドブックのスキャン)
www.rbkc.gov.uk/leightonhousemuseum

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2007年03月18日 10:21に投稿されたエントリーのページです。

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